就職におすすめのプログラミング言語を新卒エンジニアが紹介!
こんにちは!
今井(@ima_maru)です。
今回は、プログラミングを扱うエンジニアとして就活する学生に向けて、どういったプログラミング言語を学ぶと就活に有利になるのかという話をしていきます。
実際に私も22卒のエンジニアとして就活を経験したので、いろいろわかることがあると思います。
「WebエンジニアのとしてもっとメジャーなWeb開発言語のスキルがあるとよかったかもねえ」と言われた経験も...。学ぶ言語は慎重に選ぶべきですね。
形式としては、「このエンジニアにはこの言語がおすすめ!」という感じで紹介していくので、ある程度どういったエンジニアになりたいかを絞っておくとわかりやすいかもしれません。
といっても、就活の時に明確なエンジニア像が決まっている方もそう多くないと思いますので、そういった方は「この言語はすでに学んでいるからこのエンジニアになれそうだな」といったように逆算して考えるのもよいかと思います。
では見ていきましょう。
就職が有利になるおすすめのプログラミング言語
Webエンジニアを目指すなら「PHP」「Ruby」「JavaScript」
WebエンジニアとはWeb技術を用いるエンジニア全般のことを言いますが、一般的なイメージとしてはWebサービスなどのWebアプリケーションを開発するエンジニアだと思ってよいでしょう。
例えば、動画サイトYouTubeやショッピングサイトAmazonなど、そういったWebサービスを作るエンジニアがWebエンジニアというわけです。
また、Webエンジニアには大きく分けて「サーバーサイドエンジニア」と「フロントエンドエンジニア」というエンジニアに分けられ、これら2つのエンジニアが協力することでWebサービスができています。
詳しい解説は以下の記事でしているので、興味のある方はぜひご覧ください。
サーバーサイドエンジニアなら「PHP」か「Ruby」がおすすめ
サーバーサイドエンジニアとはWeb開発においてのサーバー側の処理を担当するエンジニアのことで、主な業務はサーバーへのアクセスを適切に処理するプログラムを書いたりデータベースと連携したシステムを構築したりすることです。
このサーバーサイドエンジニアの面白みは何といっても「システムやロジックを構築できること」です。つまり「仕組みを作れる」というのがサーバーサイドエンジニアの楽しさだと思います。
そんなサーバーサイドエンジニアを目指したいという方におすすめなプログラミング言語が「PHP」もしくは「Ruby」です。
どちらの言語も、サーバーサイドエンジニアとして就活をするうえで非常に有利になるスキルです。
まずPHPの特徴としては、世界的に人気で日本でも安定した案件数を誇ることやC言語に似た文法であることなどが挙げられるでしょう。
次にRubyの特徴としては、スタートアップ企業での採用が多いことや強力なWebフレームワーク「Ruby on Rails」があることなどがあげられるでしょう。
どちらも非常におすすめですが、どちらか迷うという方には私も使っているPHPをおすすめしておきます。
フロントエンドエンジニアなら「JavaScript」がおすすめ
フロントエンドエンジニアとはWeb開発においてのクライアント(ユーザー)側の画面や処理を担当するエンジニアのことで、主な業務はHTML/CSSを使ってWebページのデザインをすること、JavaScriptを用いたアニメーションや非同期通信などのプログラムを書くことです。
このフロントエンドエンジニアの面白みは何といっても「ユーザーに一番近い部分を開発できるところ」や「最新技術をふんだんに取り入れられるところ」でしょう。
例えば、ド派手なアニメーションがあるWebページを作成するといったことができるのがフロントエンドエンジニアです。
またサーバーサイドエンジニアと違い、Web制作などでフリーランスエンジニアや副業エンジニアになることのハードルが低いので、「近い将来独立してみたいかも」と考えている人にもおすすめできるエンジニアとなっています。
そんなフロントエンドエンジニアを目指したいという方におすすめなプログラミング言語は「JavaScript」です。
おすすめというより必須のスキルですので必ず学んでおくようにしましょう。
モバイルエンジニアを目指すなら「Swift」「Kotlin」「Dart」
モバイルエンジニアとは、スマホアプリを開発するエンジニアのことです。(ここではiOSとAndroidのスマホしか触れません)
スマホアプリといっても大きく分けて「ネイティブアプリ」と「ハイブリッドアプリ」があります。
ざっくり言えば、ネイティブアプリはiOSかAndroidどちらかでのみ動作し、ハイブリッドアプリはどちらでも動作します。
これだけ聞けばハイブリッドアプリがいいかと思いますが、OS特有のリッチな機能が使えない場合があるといったデメリットがあるので、それぞれのスマホOSに最適化したい場合はネイティブアプリに軍配が上がるでしょう。
iPhoneアプリ開発なら「Swift」がおすすめ!
iPhoneアプリなどのiOSで動くネイティブアプリを開発するエンジニアになりたい場合は、プログラミング言語「Swift」がおすすめです。
おすすめというよりは現状これ一択かなというレベルです。
Androidアプリ開発なら「Kotlin」がおすすめ!
Androidで動くネイティブアプリを開発するエンジニアになりたい場合は、プログラミング言語「Kotlin」がおすすめです。
余裕があれば、Kotlinとの相性も良くともにAndroidアプリ開発に用いられるプログラミング言語「Java」も学んでおくとよいでしょう。
ハイブリッドアプリ開発なら「Dart」がおすすめ!
iOSとAndroidどちらでも動くハイブリッドアプリを開発するエンジニアになりたい場合は、プログラミング言語「Dart」がおすすめです。
「Dart」+「Flutter」というハイブリッドアプリ開発の手法が人気で、最近流れが来ている技術の1つです。
業務システムや基幹システムの開発に携わりたいなら「Java」
顧客管理システムや物流管理システム、銀行の基幹システムといったような業務システムの開発に携わりたいならプログラミング言語「Java」がおすすめです。
この領域にはめっぽうJavaが強く、案件数も非常に多く安定しています。
受託開発の大手企業(またはその子会社)に多く採用されているイメージですね。
ゲームやVR開発をしたいなら「C++」「C#」
PCゲームやコンシューマー向けのゲーム開発やVR開発をしたい方はプログラミング言語「C++」か「C#」がおすすめです。
これらの言語をおすすめする理由は、有名なゲームエンジン「Unreal Engine」と「Unity」の開発言語だからです。
要は、ゲーム開発に用いられるゲームエンジンを学ぶと就職に有利になるということです。
機械学習(AI)やデータ分析に興味があるなら「Python」
AI技術を使って何かをしてみたいという方はプログラミング言語「Python」をおすすめします。
Pythonは機械学習やディープラーニングといった技術に関する機能が充実していることもあり、機械学習エンジニアやデータサイエンティストといったAIエンジニアに愛用されている言語です。
IoT開発や組み込み開発に興味があるなら「C言語」「Java」「Python」
IoT製品や電化製品の開発に興味がある方はプログラミング言語「C言語」「Java」「Python」がおすすめです。
「そもそも組み込み開発って何?」「IoTってなんだっけ?」という方は以下の記事をご覧ください。
組み込み開発に絞るのであればC言語がおすすめです。(少し難しい言語だから注意)
IoT開発であれば、どの言語を学んでもよいかなという印象です。
大事なのは、実際に「Arduino」や「Rasberry Pi」などのマイコンを買って開発をしてみるということです。
それがあるかないかで就活を有利に進められるかどうかが変わってくるでしょう。
以上「就職におすすめのプログラミング言語を新卒エンジニアが紹介!」でした!
最後までご覧いただきありがとうございます。