Kotlinでできること!Androidアプリ開発だけじゃない?【入門】
本記事では、Android開発で注目されているプログラミング言語「Kotlin」について解説します。
Androidアプリを開発したい方におすすめの言語で、これからさらに人気が増加していくと予想されます。
そんなKotlinについて詳しく見ていきましょう。
- Androidの開発元であるGoogleは、2019年5月「KotlinをAndroid開発の推奨言語にする」と発表した
- JVM言語なので、OSに依存せずどんな環境でも実行できる
- Androidアプリ開発・Webアプリ開発などが可能
- Kotlinの需要は、今後さらに高まると予想される!
- Kotlinを学ぶならTechAcademyのAndroidアプリコースがおすすめ
Kotlinとは?Android開発で主に使われるプログラミング言語!
まずは、Kotlinとはどういったプログラミング言語なのかというところを見ていきましょう。
2011年に登場した比較的新しいプログラミング言語
Kotlinは、「Javaよりも簡潔で安全になるようにする」という意図で開発されたプログラミング言語です。
登場した年は「2011年」なので、比較的新しいプログラミング言語になります。
そのため、Kotlinを習得しているエンジニアは現状まだまだ少ないです。
Andoird開発の推奨言語にするとGoogleが発表
Androidの開発元であるGoogleは、2019年5月、「KotlinをAndroid開発の推奨言語にする」と発表しました。
Androidアプリ開発ではJavaが使われていましたが、この発表により徐々に切り替えていく企業が増えていくと言われています。
なぜGoogleが推奨言語にしたかというと、「コード量が少なくできて開発コストが軽減される上に、安全性も増す」からです。
こういった実情もあるため、これからAndroidアプリ開発を学ぶなら、Kotlinを習得するのがおすすめです。
Javaの実行環境を使うJVM言語と呼ばれるプログラミング言語
Kotlinの大きな特徴は、JVM言語であるということです。
このJVM言語は、書いたプログラムがOSに依存せずどんな環境でも実行できるという大きな特徴を持っています。
要は、WindowsでもMacでもスマホでも動作するのです。
JVM言語に関しては以下の記事に詳しくまとめてあるので、興味がある方はごらんください。
Kotlinでできること!Androidアプリ開発だけじゃない?
ここでは、Kotlinでできること、開発できるものについて書きます。
実は、Androidアプリ開発だけでなく、Webアプリ開発もできるのだとか。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Androidアプリ開発
Kotlinは、Androidアプリを開発することができます。
Androidは、世界トップシェアのスマホOSです。(日本ではiOSが1位、世界ではAndroidが1位。)
そのため、Androidアプリ開発の案件数は豊富です。
これまで、Androidアプリ開発と言えば「Java」が主流でしたが、最近になってどんどんと「Kotlin」が使われるようになってきています。
この理由としては、「KotlinがAndroid開発の推奨言語になったから」というのが大きいでしょう。
これからAndroidアプリ開発を学ぶのならば、JavaよりもKotlinの方がおすすめです。
注意点ですが、KotlinではiOSアプリの方は作ることができません。iOSアプリ開発には、Objective-CやSwiftが使われます。自分が何を開発したいかをまず考え、それからプログラミング言語を選択するのが良いです。
Webアプリ開発
Kotlinは、Webアプリを開発することができます。
サーバー側でKotlinを使う理由はいくつかあると思いますが、その1つに「AndroidアプリとWebアプリで開発言語を統一できるから」ということがあります。
使用言語を統一すれば、習得する言語が1つで済みますので、多くのプログラマーが開発に参入できます。
これからAndroid開発をガッツリ学びたいけど、Webアプリ開発もできたらいいなと思う人にはピッタリな言語です。
KotlinとJavaの違いは?Androidアプリ開発で有名な言語二つを比較!
どちらもAndroidアプリ開発ができる言語ですが、違いはいくつかあるので、それを解説します。
KotlinとJava、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
プログラミング言語「Java」とは?
Javaとは1995年に登場したKotlinの先輩にあたるプログラミング言語です。
Javaの特徴はなんといっても、世界中で人気があり、大手中小問わず多くの企業で使われていることです。
JavaはOSに依存せずどんな環境でも動かせるため、Androidアプリや業務アプリ、Webサービスなどさまざまなところで使われています。
また、Javaはプログラムの修正が容易であるため、大規模な開発で特に人気です。
こういった特徴があるため、Javaは世界中で今も人気があります。
Javaに関しては以下の記事で詳しく解説してあるので、興味がある方はぜひごらんください。
Androidアプリ開発ならKotlinとJavaどっちがいいの?
では、Androidアプリ開発においては、どちらの言語を使う方が良いのか。
結論から言うと、Kotlinの方がAndroidアプリ開発では優れています。
少なくとも、これからAndroidアプリを開発したい方は優先的に学ぶべきです。
なぜかというと、Kotlinの方が効率的に開発ができるよう工夫されているからです。
同じ処理を書く場合でも、Kotlinの方がコンパクトに書くことができます。
また、Kotlinなら開発環境構築も楽にできますね。
ただし、Kotlinには1つだけ弱点があります。それは、Androidアプリ開発の参考書は、Javaを中心に書かれていることが多い点です。そのため、参考書を選ぶときは「Kotlin対応」と書かれているものにしてくださいね。
Androidアプリ開発に関しては次の記事で詳しくまとめてありますので、あわせてお読みください。
Androidアプリ開発以外ではどっちが優れている?
それでは、Androidアプリ開発以外ではどちらが優れているのでしょうか?
結論から言うと、Androidアプリ開発以外でもKotlinが勝る面が多いです。
Kotlinは、プログラマーがやりがちな良くない書き方をした場合に、エラー表示をしてくれます。
たとえば、nullによるバグを減らすことが可能なnullチェックなどです。
初心者にも優しいという意味でも、やはりKotlinがおすすめでしょう。
ただ、Androidアプリ以外のKotlin案件は、結構数が限られるという点で注意が必要です。
一方、Javaは案件数が豊富で、仕事を獲得しやすいメリットがありますね。
そのため、Kotlinの今後に期待はかかりますが、現状Androidアプリ開発以外ではオススメができないです。
Kotlinの需要
Kotlinの求人数は、ほかの有名なプログラミング言語に比べ、まだまだ少ない方です。
ですが、徐々にKotlinの求人数が増えてきています。そして、これからも増え続けます。
その大きな要因として、「KotlinをAndroid開発の推奨言語にする」というGoogleの発表が挙げられます。
これにより、Androidアプリ開発の業界では、Kotlinの開発案件が増えていくことになるでしょう。
さらには、様々なフレームワークの登場により、Androidアプリ開発以外にも需要を拡大する可能性を秘めた、将来性の高いプログラミング言語です。
ちなみに、最新の言語ランキングでは、12位にランクインしています。
新しい言語なのに12位にランクインするのはすごいことです。それだけKotlinが期待されているということですね。
実際に、SlackやEvernote、Netflixなどの有名なサービスの開発にKotlinが使われていて、そういったことからも注目度が分かりますね。
Kotlinでできることのまとめ
- Kotlinは、2011年に登場した比較的新しいプログラミング言語!
- Kotlinは、主にAndroid開発の分野で活躍している!
- Kotlinは、Webアプリの開発もできる!
- Kotlinは、Javaよりも扱いやすい設計になっている!
- Kotlinの需要は、今後さらに高まると予想される!
本記事ではKotlinについて解説しました。
Kotlinは、今後需要が増えていくと予想される言語です。
また、文法が分かりやすい上に、プログラムのバグが出にくい仕様になっているため、エンジニア間で評価されています。
これからAndroidアプリ開発を始めるなら、JavaよりもKotlinを選ぶ方がおすすめです。
Kotlinを勉強したい方は参考書を購入したり、動画学習サイトで学んだりするのが良いでしょう。
以上「Kotlinでできること!Androidアプリ開発だけじゃない?【入門】」でした!