VRとは?仕組みをわかりやすく解説!できることも紹介!
- VRとは何かを知りたい方!
- VRの仕組みを知りたい方!
- VRでできることを知りたい方!
今回は、今話題の技術の一つ「VR」について解説します。
VRとは、「Virtual Reality」「仮想現実」を意味する言葉ですが、最近ではARやMRという言葉も目立つようになってきました。
VRを全く知らない人でもわかるように、「VR技術」「その仕組み」「AR/MR」についてわかりやすく解説していきます。
ではいきましょう!
VRとは?今話題の技術を紹介!
ここでは、「VRとは、いったい何なのか?」そんな漠然とした疑問を解決すべく、1からわかりやすく解説していきます。
VRとは「Virtual Reality」=「仮想現実」
VRとは、Virtual Realityの頭文字をとった単語で、「仮想現実」を表す単語です。
仮想現実とは、簡単に言えば、仮想的な空間のことです。
例えば、映画の中の世界やゲームの中の世界。
こういったものが、仮想現実に当たります。
そして、VR技術を使えば、まるで仮想空間に入り込んだかのような没入感を得ることができます。
つまり、360°見渡す限り、ゲームの中の世界、映画の中の世界を体験できるような技術です。
実際に追われてる感覚を味わえます。
VRを体験するには専用のヘッドセッドが必要?
VRゲームやVR作品は、専用のゴーグルを使用することで、没入感を得ることができます。
VR特有の没入感を得るためには、VR用のゴーグルが欠かせないでしょう。
人気の機種でいえば、PlayStation VRなどがありますね。
VRの3つの特徴!
VRを語るうえで欠かせない、特徴を3つ挙げましょう。それが、
- 奥行きを感じられる
- 実際に振り向ける
- 音の方向がわかる
この3つです。
立体感を得ることができる
まずVRと言ったらこの「立体感を得ることができる」ということが大きな特徴でしょう。
これは、現実世界のように「近くにある」「遠くにある」といったような奥行きを感じられるということです。
実際に振り向ける
そして、VRのもう一つ大きな特徴として「実際に振り向ける」ということが挙げられます。
これは、「向きたい方向に顔を向ける」という現実世界では当たり前のことを、VRは再現しています。
音の方向がわかる
また、VRには立体音響が使われることが多いです。
これは、「背後から足音がする」「右奥から水の音が聞こえる」といったように音の方向や距離を感じられるようになり、VRの没入感を高める要素となっています。
VRの仕組み
ここでは「VR技術がどうやって実現しているのか?」その仕組みに迫りましょう。
なぜ立体的に見えるのか?
VR技術を支えているのは、このゴーグルです。
このゴーグルには、「左目用のディスプレイ」「右目用のディスプレイ」があります。
そして、二つのディスプレイには、「ほとんど同じだけど若干違う映像」が映ります。
これがめちゃくちゃ重要です。
その「若干違う映像」を映しだすことによって、人間が現実世界で感じているような立体感、奥行きを表現できます。
原理は簡単です。
まず私たちは、左目と右目で違う映像を見ていますね。
このことについて、「えっ?そうなの?」と思った方は以下のことを試してみてください。
- 左手をチョップの形で鼻の先に置く
- 右目を瞑って左目だけで手を見る→手の甲が見える
- 左目を瞑って右目だけで手を見る→手のひらが見える
と、こんなように左目と右目では見えている映像が違うわけです。
距離によって両目から見える映像の差は変わり、基本的に、近くの物ほど差が大きくなり、遠くの物ほど差が小さくなります。
例えば、遠くの景色は左目右目どちらでも同じように見えますが、近くのものは案外違った映像、側面などが見えていることがあります。
実際に今の環境でも、右目を隠したり、左目を隠したりして、近くのもの遠くのものがどう見えているのかを確認してみると面白いかもしれません。
人間はその左右の目で見ている映像の微妙な差から「立体感」や「奥行」といった感覚を生み出しています。
この脳の働きは深くまでは触れませんが、そんなことはわからなくてもいいです。
重要なのは、VRがこの「左右の目の見え方の違いをゴーグルで再現している」ということです。つまり、
普段皆さんが左目で見ている映像を左目用のディスプレイに映す
普段皆さんが右目で見ている映像を右目用のディスプレイに映す
こうすれば、「現実世界での見え方と何も変わらない」=「現実世界と同じような立体感や奥行きを得られる」ということです。
同じ原理を使っているものでいえば「3D映像」があげられます。
3D映像は、左右の目に映し出す映像をそれぞれ分けて撮影し、特殊なメガネを用いることで左右の目に映る映像を分けています。
なぜ振り向けるのか?
VRの特徴的な没入感には、振り向きも関係しています。
見たい方向に顔を向けると、その方向が見えるようになるということですね。
この仕組みは単純で、VRのゴーグルに振り向きを感知するセンサの情報をもとに見え方を変えているのです。
なぜ音の方向を再現できるのか?
VRには、立体音響、サラウンドが使われることが多いです。
これは、まるでその方向から音が聞こえてくるかのような感覚を生み出します。
この技術は、FPSゲームなどでよく使われる技術ですが、VRの没入感を支える一つの要素となっています。
ヘッドフォンやイヤホンを装着することなどで体験することができます。
VRでできることの例を3つ紹介
ゲーム
VRをゲームで知ったという方も多いのではないでしょうか?
PlayStation VRが発売されたのは2016年ですが当時はあまり流行らなかった記憶があります。そこには
・対応しているゲームが少なかった
という原因が考えられます。
近年ではOculus Quest 2という単体でもPCでもVRゲームを楽しめるVRが人気を集めており、多くのゲームタイトルがVRゲーム開発に注力しています。
医療現場
主に医師の手術練習などに使われています。
そこでOssoVRというようなサービスが生まれており、手術の手順などを「実際に手を動かしながら」学ぶことができるなど、低コストで手術の練習を可能にしたサービスです。
ビジネス
一般的に見かけることが多いのは360度映像で、不動産サイトを訪れたことがあるかたはピンと来たかもしれません。
Youtubeでも「Youtube VR」と検索すると360度映像が見れるので気になる方はそちらもご覧ください。この映像をVRで見れたらすごく面白そうですね!
VRの関連技術「AR」と「MR」とは?
VRの関連技術に「AR」と「MR」があります。(ほかにもありますが。)
それらは、以下のようにあらわされる技術です。
- VRは仮想空間にダイブする技術
- ARは現実世界を拡張した仮想空間を映し出す技術
- MRは現実世界と仮想空間をミックスする技術
最新の技術で、今後も目が離せません。
それらの違いを、一つの記事にまとめたので是非ご覧ください。
まとめ
VRとは、以下のような技術でした。
- 「Virtual Reality」「仮想現実」を表す単語。
- 360°見渡す限り、ゲームなどの世界を体験できるような技術!
また、VRはどんな仕組みで成り立っているのかというのを紹介しました。
- VR特有の没入感を得るためには、VR用のゴーグルが欠かせない
- 左目と右目に若干違う映像を映し出している→目の錯覚を利用
- 振り向きを感知するセンサや立体音響によって
以上「VRとは?VRの仕組みやAR/MRとの違いも解説!」でした!