【情報系大学生が語る】プログラミングの授業のレベルは低い。
こんにちは!
情報系の大学に通う今井(@ima_maru)です。
私は、大学のプログラミングの授業が実際にどのようなものであるのかを知っています。
自分の大学のことはもちろんのこと、プログラミングのアルバイトやインターンで知り合った学生から他大学の情報も得ています。
そんな私が、「【情報系大学生が語る】プログラミングの授業のレベルは低い。」というタイトルで書かせていただきます。
そして、この記事は、僕が本気で伝えたいことを書いています。
もちろん、個人の主観を含むことに変わりはないので、「これは違うと思う」などのご意見があると思います。
そのような場合は、Twitter(@ima_maru)のほうにリプライ、またはDMをしていただけると、とても助かります。
大学のプログラミングの授業はレベルが低い
誤解を恐れず言います。
大学のプログラミングの授業は「レベルが低い」です。
これはプログラミングの授業が簡単すぎるというわけではなく、「基礎しかやらない」ということです。
これは、専攻学科などもあり、すべての学部学科に当てはまることではありませんが、理系や情報の大学の学部学科の多くに当てはまることです。
それもそのはず、学生の多くは「全くの未経験」なわけですから、当たり前のように基礎の基礎から勉強を始めます。
そして、多くの場合、知識寄りの授業や教養の授業などもあるわけですから、プログラミングの授業に割ける時間は4年間の中でそう多くはないです。
そうなると、「そう多くない授業時間の中で応用的な範囲まで手が届くか?」といわれると「難しい」といわざるを得ないでしょう。
つまり何が言いたいかというと、情報系の学部学科といっても多くの場合、プログラミングオンリーで技術力を高めるところではないということです。
私の大学を例にすると、必修でプログラミングの基礎の授業があり、選択でWebアプリの基礎、AI・データ分析の基礎、画像・音声処理の基礎などがあります。
本当にどれも「基礎」です。
これらができたからと言って、就職でアピールポイントになるかと言われれば「NO」でしょう。
でも、安心してください。
プログラマーやエンジニアになるためにそのような大学に入ることは間違ったことではありません。
その理由を説明します。
エンジニアやプログラマーになるために情報系大学に入るのは間違っている?
エンジニアやプログラマーになるために理系や情報系の大学に入ろうとしている方、入学した方は少なくないでしょう。
実際、私もその一人です。
では、「エンジニアやプログラマーになるために情報系大学に入るのは間違っているのか?」気になるところですね。
答えは「間違っていない」です。
その理由は大きく3つあります。
- 企業によっては大学卒以上を条件にしている場合がある
- 幅広いIT系の知識を学ぶことのできる環境がある
- 大学の4年間は自由な時間が多い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
企業によっては大学卒以上を条件にしている場合がある
企業によっては、新卒採用条件に「大学卒」と書かれている場合があります。
これは、専門学校卒でもプログラミングスクール卒でもありません。
大学で4年間しっかりと勉強し、卒業した方のみを採用の条件としているのです。
そのため、大学を卒業するというのは、エンジニアとしての選択の幅を広げる事になるのです。
もし、すでに自分の行きたい企業や気になっている企業があるのであれば、新卒採用の条件等を確認してみるとよいでしょう。
幅広いIT系の知識を学ぶことのできる環境がある
情報系大学の授業は「さすが情報系」と言わんばかりの授業ばかりになります。
これらの授業は、エンジニアになるために非常に役に立つ「知識」になります。
しかし、ただ授業を受けるだけでは「実践的なスキル」は身につかないと思ってください。
ならどうすれば良いか。
一番良いのは、大学で学んだことを、実際に手を動かして試してみることです。
つまり、大学の授業を活かした「独学」という形が良いということです。
これは本当にスキルが身に付きます。例えば、
- 授業:RSA暗号の仕組みを学ぶ
- 独学:その仕組みをC言語プログラムにしてみる
- 独学:動かしてみて実際に仕組みが成り立っているのを確認する
これだけでも、授業で学んだ知識を自分のスキルとして身につけることができます。他にも、
- 授業:暗号化の仕組みを学ぶ
- 独学:その仕組みを使ってログイン機能を実装してみる
- 独学:パスワードが暗号化されていることを確認する
こんなようなことができます。
重要なのは、学んだことを自分の手で「知識」から「スキル」にするということ。
これができるかできないかで授業の理解度が大きく変わってきます。
しかし、授業の内容をすぐに実現できないこともあるでしょう。
例えば、「Webアプリケーションはこうやって動いてます」ということを習っても、「じゃあ自分でWebサーバー借りてきて実際に動かしてみよう。」とはなりにくいはずです。
いろんな段階を飛ばしすぎているので、途中で挫折してしまう可能性が高いです。
こういう時は、この知識を頭の片隅に入れておくだけでも良いのです。
その知識は、後々になってから役に立ちます。
「あー、確かこうだったな。」
「あのとき習ったことはこういう時に使うのか!」
このように思う時が結構でてきます。
まさに「点と点が繋がる感覚」ってやつです。
私も、大学でいろんなIT知識を学んでいなかったら、こんなにスムーズに学習ができていなかったでしょう。
その点で、大学でいろんなことを学べたのは大きかったです。
大学の4年間は自由な時間が多い
ものすごく当たり前のことを言いますが、4年制の大学は4年間の学生期間があります。
これが、人生の中でどれほど大事なものかを理解することがとても大切です。
まず、大学生の4年間は、社会人には確保しづらい自由な時間が山ほどあるということを再認識しましょう。
社会人の多くは企業勤めをしていて、毎日9時から夕方の6時といったような一日の多くの時間を仕事に使っています。
大学生に例えると、毎日1限から5限まで授業がびっしり詰まってる状態です。
その疲れている合間時間に、何か新しいことの勉強をするのは相当な根気が必要になることが想像できますね。
しかし、大学生は違います。
しっかりと単位を取得し続けた学生は、大学3,4年の時に週1,2コマ程度になることが珍しくありません。
そうでなくても、社会人に比べれば、圧倒的に忙しくないです。
こんなにもフリーな時間が多いのは、大学生の特権だと思います。
この時間をどう使おうが皆さんの勝手です。
4年間のすべてを「友人との思い出作り」などに使うのも良いのですが、
少しでも学びに使うことができれば成長を遂げられること間違いないです。
あなたがエンジニアになりたいのであれば、この4年間をどう使い成長するかが鍵になるでしょう。
まとめ
どうでしたでしょうか?
まとめると、情報系大学のプログラミングの授業は基礎レベルですが、
プログラマーやエンジニア志望の方が大学に行くメリットは大きいということです。
そのメリットは3つありました。
- 企業によっては大学卒以上を条件にしている場合がある
- 幅広いIT系の知識を学ぶことのできる環境がある
- 大学の4年間は自由な時間が多い
このほかにも様々なメリットがあると思います。
エンジニアを目指す方にとって、情報系の大学は良い選択肢だと思います。
いろんな選択肢の中からしっかりと考え、後悔のない選択をしてください!
以上「【情報系大学生が語る】プログラミングの授業のレベルは低い。」でした!
最後までご覧いただきありがとうございます。