ポーカーの大会とは?海外・日本の違いは?主なイベントを一覧で徹底解説します
ポーカーの大会は世界中で開催しており、ポーカーを始めたばかりの初心者から多額の賞金を稼ぐプロのプレイヤーまで、年齢は性別に関係なく様々なプレイヤーが出場しています。
オンラインポーカーやランドカジノのキャッシュゲームで稼いだり、トーナメントに参加して稼ぐのもポーカーの楽しみ方ではありますが、機会があれば是非ともポーカーの大会に出場してみてください。
今回は、ポーカーの大会とは何なのか?海外・日本国内の大会にはどんな違いがあるのか?そしてポーカーの大会の主なイベントを一覧で詳しくご紹介します。
ポーカーの大会への出場を考えている方、また世界にはどんな大会があるのか?そんなポーカーの大会について知りたい方に向けてまとめてみましたので、参考になれば幸いです。
ポーカーの大会とは?海外と日本国内では大会の目的が違う
ポーカーの大会とは、多数のプレイヤーが集まり、ポーカーの実力を競い合うトーナメントで、国内外で開催されています。ポーカーの大会に出場するためには参加費用を支払う必要があり、上位入賞で各大会によって金額は異なりますが、一定の賞金を獲得します。
しかし賞金という形でお金がもらえるのは海外のポーカー大会のみで、日本では賭博法の関係上、名目上は補助金となります。規模的には海外の大会の方が大きく、またもらえる賞金額も桁違いです。
また海外と日本国内ではポーカー大会の目的が異なります。それでは両大会にはどんな違いがあり、どんな目的があるのでしょうか。海外と国内ポーカー大会の特徴について解説します。
海外ポーカー大会の特徴│超高額賞金と世界一の名誉が手に入る
WSOPやWPTなどの海外ポーカー大会では、夢のような超高額賞金が用意されており、優勝者には世界一の名誉が手に入ります。世界各国からポーカーの実力者のみが参加するため、ポーカー初心者がインマネにたどり着くのは至難の業です。
この超高額賞金の獲得と世界一の名誉こそ海外ポーカー大会の目的であり、ポーカープレイヤーとしての名前を一気に世界中へ広めることができます。また海外ポーカー大会は参加方法が簡単で、事前申請は必要なく、直接会場に出向いて参加費用を支払えば誰でも参加可能です。
国内ポーカー大会の特徴│補助金という形で賞金が進呈される
国内は賭博法によってポーカーの入賞者に賞金を渡すことができないため、国内ポーカー大会は補助金という形で賞金が進呈されます。補助金は自由に使えず、海外のポーカー大会へ出場するための渡航費や宿泊費、滞在費などに限定されます。
つまり国内ポーカー大会の目的は、主催する団体と契約し、海外のポーカー大会へ出場する権利をもらうことです。このように海外ポーカー大会と国内ポーカー大会とでは、目的が大きく異なります。
海外で開催される6つの主なポーカー大会一覧
海外では世界各国でポーカーの大会が開催されていますが、主な大会として大きく6つあります。これら大会で優勝するのは非常に困難ですが、見事栄冠を手にすることで莫大な金額の賞金が手に入ります。
海外で開催される6つの主なポーカー大会として、
・WSOP(ワールドシリーズ・オブ・ポーカー)
・EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)
・WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)
・APPT(アジア・パシフィック・ポーカー・ツアー)
・APT(アジアン・ポーカー・ツアー)
・ACOP(アジア・チャンピオンシップ・オブ・ポーカー)
以上が挙げられます。それぞれの大会について、簡単に概要を紹介していきます。
世界最高峰のポーカー大会「WSOP(ワールドシリーズ・オブ・ポーカー)」
賞金総額 | 約109億円 |
参加方法 | 現地で直接申請・オンライン |
参加費 | 10,000ドル |
初開催 | 1970年 |
WSOP(ワールドシリーズ・オブ・ポーカー)は名実ともに世界最大のポーカー大会で、1970年に初開催されて以降、毎年行われています。メインイベントでの優勝者にはポーカープレイヤーとして最高の名誉が与えられ、賞金も桁違いです。
ポーカー好きなら誰もが憧れる舞台ですが、参加費さえ支払えば誰でも出場できます。またWSOPと提携するオンラインポーカーのGGポーカーなら、わざわざ現地に足を運ぶことなく、スマホやパソコンさえあれば日本国内から参加が可能です。
ヨーロッパで最大規模「EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)」
賞金総額 | 約11億円 |
参加方法 | 現地で直接申請 |
参加費 | 約760,000円 |
初開催 | 2004年 |
EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)は、ヨーロッパで最大規模のポーカー大会で、世界3大ポーカー大会として非常に高い知名度を誇ります。優勝者には1億6,000万円以上の賞金が進呈され、WSOPほどではないですが、賞金総額も世界トップクラスです。
またEPTではオンラインサテライトを開設しており、日本国内からEPTへの出場権利を獲得できます。
世界各国で開催されるビッグイベント「WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)」
賞金総額 | 約1,000万円 |
参加方法 | サテライトで上位入賞 |
参加費 | 施設利用料5,000円+ドリンク代1,000円 |
初開催 | 2002年 |
WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)は、東京や大阪など日本国内でも開催実績のあるポーカー大会で、賞金総額は少ないですが、上位入賞者にはサポートマネーとして賞金が進呈されます。
WPTに参加するためのサテライトへの参加は、全国のアミューズメントカジノやポーカールームで勝ち進むか、日本ポーカー連盟からの推薦が必要です。オンラインサテライトはPT GROBALというオンラインポーカーアプリで参加できます。
アジア太平洋地域で開催「APPT(アジア・パシフィック・ポーカー・ツアー)」
賞金総額 | 約4,900万円 |
参加方法 | 現地で直接申請・オンライン |
参加費 | 約160,000円 |
初開催 | 2007年 |
APPT(アジア・パシフィック・ポーカー・ツアー)は、大人気オンラインポーカーアプリのポーカースターズが主催するアジア太平洋地域で開催される大会です。
豪華5つ星ホテルで開催され、ポーカーの大会以外にも様々なイベントを実施しています。
日本人プレイヤーから人気「APT(アジアン・ポーカー・ツアー)」
賞金総額 | 約1億3,000万円 |
参加方法 | 現地で直接申請 |
参加費 | 220,000円 |
初開催 | 2008年 |
APT(アジアン・ポーカー・ツアー)は、アジア最大級のポーカー大会で、2008年に行われた第1回大会はフィリピンのマニラで開催されました。開催当初はそれほど大きな大会ではありませんでしたが、徐々に参加者数が増え、現在では世界有数の大規模ポーカー大会として有名になりました。
これまでにマニラの他、韓国、オーストラリア、マカオ、カンボジアなど様々な国で開催しており、2021年の台湾大会は、新型コロナウイルスの影響で台湾居住のプレイヤーだけで行われました。
賞金1億円のドリーム大会「ACOP(アジア・チャンピオンシップ・オブ・ポーカー)」
賞金総額 | 約1億円 |
参加方法 | サテライトで上位入賞 |
参加費 | 130万円 |
初開催 | 2010年 |
ACOP(アジア・チャンピオンシップ・オブ・ポーカー)は、優勝賞金1億円というアジアで最大級の大会で、参加費が130万円になるため、ハイローラー向けとなります。
予選のポーカー大会で上位入賞、またはポーカースターズの予選を通過すると参加できます。
日本国内で開催される12の主なポーカー大会一覧
一般的にはあまり知られていませんが、ポーカープレイヤーの間では日本国内で開催される大会にも注目が集まっており、大きく12の主なポーカー大会が開催されています。
海外の大会のように莫大な賞金が手に入るわけではないですが、海外の主要ポーカー大会への出場権がもらえたり、それら大会へ参加するための旅費が補助金という形で進呈されます。
日本国内で開催される12の主なポーカー大会として、
・JOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)
・AJPC(全日本ポーカー選手権)
・SPADIE
・WPT Tokyo
・戦国ポーカーツアー
・MASTERS S-1
・TPC(Top of Poker)
・KK POKER LIVE
・東スポカップ
・夕刊フジ杯
・POKER甲子園
・FSOP(Flagship Series Of Poker)
以上が挙げられます。それぞれの大会について、簡単に概要を紹介していきます。
国内最高峰のポーカー大会「JOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)」
賞金総額 | 約1,870万円 |
優勝賞金 | 約530万円(補助金) |
参加方法 | サテライトで上位入賞 |
JOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)は、国内最高峰のポーカー大会で、日本全国で開催されるサテライトで上位入賞が参加条件となります。
全体的にプレイヤーレベルが高く、JOPTでの優勝は名実ともに国内No.1と言っても過言ではありません。
WSOPメインイベントへの出場権を得られる「AJPC(全日本ポーカー選手権)」
賞金総額 | 約600万円 |
優勝賞金 | 約150万円(補助金) |
参加方法 | 2つのサテライトで予選通過 |
AJPC(全日本ポーカー選手権)は、WSOPメインイベントへの出場権を得られる国内最高峰のポーカー大会の1つで、参加費用は無料です。
しかしAJPCに参加するためには2つのサテライトで予選通過が必須なため、誰でも簡単に出場できるポーカー大会ではありません。
優勝賞金は10,000ドルの補助金「SPADIE」
賞金総額 | 約400万円 |
優勝賞金 | 約145万円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
SPADIEは、優勝賞金約145万円(10,000ドル)が進呈されるポーカーの大会で、まずは全国各地で行われるサテライト「SPADIE POKER LEAGUE」を通過しなければいけません。
予選に勝ち残れば誰でも参加できるため、国内大会の中では比較的気軽に出場できます。
海外WPTのトーナメントへの架け橋「WPT Tokyo」
賞金総額 | 約950万円 |
優勝賞金 | 約330万円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
WPT Tokyoは、世界最大級のポーカー大会「WPT」の日本大会で、ここで優勝するとWPTの本戦出場権利が進呈されます。WPTの優勝賞金は約5億円にもなるため、WPT Tokyoの優勝は億万長者への第一歩と言えるかもしれません。
200万円相当の補助金がもらえる「戦国ポーカーツアー」
賞金総額 | 500万円 |
優勝賞金 | 200万円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過、または直接申請 |
戦国ポーカーツアーは、日本の戦国時代とポーカーを融合させた大会で、東京・大阪・名古屋・博多など全国主要都市で開催されています。
WSOPメインイベントへの出場権を獲得「MASTERS S-1」
賞金総額 | 1,000万円 |
優勝賞金 | 20,000ドル(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過、または直接申請 |
MASTERS S-1は、上位4名にWSOPメインイベントへの出場権が得られる国内のポーカー大会で、参加費用さえ支払えば、サテライトで予選通過することなく誰でも出場できます。
プロポーカープレイヤーの當眞嗣成氏プロデュース「TPC(Top of Poker)」
賞金総額 | 2,500万円 |
優勝賞金 | 1,000万円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過、またはTPC推薦 |
TPC(Top of Poker)は、プロポーカープレイヤーとして有名な當眞嗣成氏がプロデュースする国内のポーカ大会で、優勝賞金1,000万円という高額賞金が特徴です。
オンラインポーカーとの融合「KK POKER LIVE」
賞金総額 | 約1,450万円 |
優勝賞金 | 17,857ドル(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
KK POKER LIVEは、人気オンラインポーカーアプリKKポーカーが企画する国内大会で、本戦出場前のサテライトは、KKポーカーのアプリ内で参加できます。
レディース大会や学生大会も同時開催「東スポカップ」
賞金総額 | 約120万円 |
優勝賞金 | 700,000円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
東スポカップは、大手新聞社「東京スポーツ」が後援し、日本ポーカー倶楽部が主催する国内のポーカー大会です。一般プレイヤーの他、女性限定や学生限定など、複数のカテゴリーに分けられています。
10年以上の歴史があるポーカー大会「夕刊フジ杯」
賞金総額 | 約140万円 |
優勝賞金 | 700,000円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
夕刊フジ杯は、夕刊フジが主催する国内のポーカー大会で、これまでに数多くの日本人プロポーカープレイヤーが出場しています。不定期開催なので、参加は公式サイトを確認しましょう。
優勝賞金150万円を賭けた大規模大会「POKER甲子園」
賞金総額 | 300万円 |
優勝賞金 | 150万円(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
POKER甲子園は、2012年に初めて開催された国内のポーカー大会で、過去には15,000人を超える参加者を記録しています。メインイベントは5,000円で参加できるため、気軽さがあります。
GGポーカーを使ったオンラインポーカー大会「FSOP(Flagship Series Of Poker)」
賞金総額 | 47,000ドル |
優勝賞金 | 10,000ドル(補助金) |
参加方法 | サテライトで予選通過 |
FSOP(Flagship Series Of Poker)は、世界最大級のオンラインポーカー「GGポーカー」の中で開催される国内のポーカー大会で、スマホやパソコンがあればどこからでも参加できます。
ポーカー大会に関するよくある質問
最後にポーカー大会に関するよくある質問と回答をまとめてみました。
- 日本国内でのポーカー大会は違法ですか?お金を賭けても大丈夫?
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日本には賭博罪があり、法律で認められた公営ギャンブル以外の賭博行為を禁止しているため、当然ポーカーの高いで実際のお金を賭けた対戦は違法行為です。しかしポーカーの大会自体に違法性はありません。
つまりお金を賭けない大会であれば、ポーカーで他のプレイヤーと対戦しても問題なく、これまでに摘発された大会もありません。ポーカーはテーブルスポーツでもあり、最近では中学生や高校生などを対象とした学生の大会も行われているほどです。
とにかく日本国内でお金を賭けてポーカーをしてはいけません。お金を賭けたいのであれば、海外のランドカジノや大会へ出場するか、もしくは海外拠点のオンラインポーカーを利用しましょう。
- ポーカー初心者でも世界大会に参加することはできますか?
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ポーカーの世界大会は参加費用さえ支払えば誰でも参加できます。つまりポーカー初心者でも世界大会へ出場でき、ある程度の実力さえあればインマネに進み、賞金を手に入れるチャンスがあります。
しかしポーカーは運で勝てるギャンブルではありません。世界の強豪ばかりが集まる世界のポーカー大会での優勝はもちろん、インマネも決して簡単ではなく、初心者がいきなり稼ぐのは難しいです。
国内大会やオンラインポーカーなどで経験を積み、正しい戦略を練れるようになってから世界のポーカー大会へチャレンジしましょう。
- ポーカーの世界大会で日本人が優勝したことはありますか?
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ポーカーの世界大会はいくつかありますが、もちろん優勝を手にした日本人もいます。當眞嗣成さん、四鹿和彦さん、小倉孝さんなどが有名で、最近では2023年度のWSOPサイドイベントで鈴木りゅうたろうさんが優勝しています。
他にもWSOPの女性限定イベントにて岡本詩菜さんが準優勝という快挙を成し遂げています。日本ではまだまだローカルなイメージのあるポーカーですが、世界の舞台で活躍する日本人は多くいます。
- 海外へ行かずポーカー大会のWSOPに参加するにはどうしたら良いですか?
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WSOPはアメリカネバダ州ラスベガスで開催されるため、どうしても海外へ足を運ぶ必要があります。しかし国内に居ながらWSOPに参加する方法があり、それがGGポーカーというオンラインポーカーアプリです。
GGポーカーはWSOPと提携しており、オンライン上でWSOPへの参加が可能です。もちろんリアルマネーを使った本格的なポーカーなので、勝てば大きな賞金を手に入れられるチャンスがあります。