【徹底比較】v6Neoとv6Directの違いとは?
- v6Neoとv6Directの違いを知りたい方
オープンサーキットさんにお問い合わせして詳しい内容を聞いてきたので、そちらを共有しようと思います。
インターネットに関する用語の詳しい説明は下のほうに書いてあります。
それでは見ていきましょう!
違い① : v6Neoはポート開放に制限がある
v6Neoにはポート開放できるポートが限られています。
一方、v6Directはその制限がありません。
v6Neoで利用可能なポートは240ポートに対して、v6Di
そのため、一部のポート開放が必要なゲームを遊ぶ場合や、サーバー用途で使いたい場合はv6Directの方
そんな明確な理由がなければv6Neoで大丈夫です。(あとからコース変更もできます。)
違い② : v6Neoとv6Directは対応ルータが違う
オープンサーキットの公式サイトに載っていますが、v6Neoとv6Directは対応ルータが違います。
そして、価格が大きく違います。
v6Neo対応ルータは、安い物では5000円前後、高い物でも2万円台くらいで済むかと思います。
一方、v6Direct対応ルータは、3万円~15万円程度のルータが多いです。
これは公式サイトに載っているので気になる方は見てみてください。
違い③ : v6Neoとv6Directの料金・価格比較
当然ですが、サービス自体の料金も違います。
v6Directはv6Neoの上位互換みたいなものなので、そちらのほうが高いです。
v6Neoの料金
v6Directの料金
v6Directの費用はv6Neoの2倍以上です。
逆に言えばv6Neoは半額です。そして、相当魅力的なお値段です。
参考までにOCN光の料金はこちらです。
違い④ : 半固定IPか固定IPか
v6Neoは半固定IPでv6Directは固定IPです。
私はここが一番気になりましたが、オープンサーキットさんに問い合わせたところこのような回答が返ってきました。
IPv6アドレスが変わらない限りI
Pv4のIPも変わらない物となります。 従ってルータの再起動などするだけでIPv4アドレスが変わるこ
とはありません。 特別なNTT工事、引越、v6Neo解約、再契約などで変わ
ることはありますが通
常利用で変わることはほとんどないと思われます。
つまり、この半固定か固定かの直接的な違いはほとんどありません。
コース変更ができるのでv6Neoからがおすすめ
ポート開放をすることやサーバー用途で使うことが確定している方以外は、v6Neoをオススメします。
「コース変更したいな」と思ったら後からの変更が可能です。
わからないことはお問合せで解決します
実際私もわからないことがあったので問い合わせてみたのですが、なんと45分で返信が来ました。
その内容も丁寧で分かりやすくてびっくりしました。
v6Neoとは?
v6Neoは既存のPPPoE接続サービスに比べて混雑に強いことで定評のあるIPoE接続を使ったIPv6ネイティブインターネットサービスです。
さらにIPv4通信も可能にする「v6プラス」を採用しています。
この2文で難しい単語がぞろぞろ出てきたので簡単な表にしてみます。
詳しい解説は下のほうに乗っていますのでそちらを参考にしてみてください。
用語 | 意味 |
---|---|
v6Neo・v6Direct | 提供するサービスの名称 |
PPPoE接続 | 従来のインターネット接続方法 |
IPoE接続 | IPv6を使った新しいインターネット接続方法 |
IP(Internet Protocol) | インターネット接続の規格・決まり事 |
IPv4 | IPのversion4(第四世代) |
IPv6 | IPのversion6(第六世代) |
v6プラス | IPv4でもIPoE接続できるようになる機能 |
つまりは、通信速度の速いIPoE通信が使える回線ということになります。
しかし、そのIPoE通信という機能は現状、対応サイトの少ないIPv6というものの上でしか機能しません。
その点をカバーするためにv6プラスという機能でIPv4でもIPoE接続を使えるようにしましたということです。
- 通信速度の速いIPoE通信が使える!
- IPv6でもIPv4でも使える!(v6プラス)
それがこのv6Neoの強みです。
- IPv6ネイティブ通信にしたい方
- 夜間、休日の速度低下でお困りの方
- ストレス無く動画を視聴したい方
- 家族も含め多くの端末を繋ぐ方
- 大きなファイルの送受信を行う方
- サーバーへのping応答時間が気になる方
- ネットゲームを快適にしたい方(ごく一部のゲームではポート制限に注意)
- テレワーク/在宅勤務の方
利用料金
6ヶ月払/年払 | 料金 | 支払方法 |
---|---|---|
1ヶ月払 | 1,980円(税抜き 1,800円) | カード払い |
6ヶ月払 | 11,880円 | 口座引落 |
1年払 | 23,760円 | コンビニ払い・銀行振込 |
コース | 初期費用 |
---|---|
v6Neo | 2,200円 (税抜き 2,000円) |
※別途、NTTのフレッツ光サービス料金が必要になります。
\ 選んで安心、ずっと使えるインターネットプロバイダ /
サーバー用途、任意のポート開放が必要なゲーム用途等でIPv4グローバルIPの全ポートを使いたい場合には、ご利用ポート に制限の無い、v6Direct/固定IP1コースをご利用下さい。
ポート開放をしたい方は、次に紹介するv6Directがオススメです!
v6Directのメリットは?v6Neoと何が違う?
v6Directがv6Neoと違うところは、ポート開放ができるという点です。
高品質で評判の「v6プラス」を使えば速度改善するのは良いのだが、 利用可能ポートに開放制限があるから使えないと諦めていた方へ 「v6プラス」の速度メリットを維持したままでポート開放制限問題を解決出来るサービスです。
ポート開放って何?という方に向けて簡単に説明します。
インターネットからのアクセスはルータによってほとんどが遮断されています。
勝手に自分のファイル見られたりウイルス送り付けられたりしたら嫌ですからね。
ゲームなどで、インターネットからのアクセスを許可する必要がある時が出てきます。例えば、人気ゲームのMinecraftではサーバーを建てるときに必要です。
そんなときにアクセスを許可するのがポート開放と呼ばれる機能です。
特定の「ポート」と呼ばれる穴を作ってあげることによってその穴を介した通信のみを可能にします。
ほかにもPS4やSwitchなど各種ゲーム機でもポート開放が必要になるゲームがあります。
ポート開放を使いたいって方は、こちらのv6Directがオススメです!
- IPv6ネイティブ通信にしたい方
- IPv4固定IPが必要な各種サーバー用途
- IPv4、IPv6ポート開放制限無しにしたい方
- 一日中品質の高い回線速度が必要な方
- 大きなファイルの送受信を行う方
- テレワーク/在宅勤務の方
- テレワーク/在宅勤務を提供する会社側回線に使用する方
- ping応答を返す必要が有るゲームを利用する方
- 特定のポート開放が必要なゲームを利用する方
利用料金
6ヶ月払/年払 | 料金 | 支払方法 |
---|---|---|
1ヶ月払 | 5,170円(税抜き 4,700円) | カード払い |
6ヶ月払 | 31,020円 | 口座引落 |
1年払 | 62,040円 | コンビニ払い・銀行振込 |
コース | 初期費用 |
---|---|
v6Direct/固定IP1 | 5,500円 (税抜き 5,000円) |
※別途、NTTのフレッツ光サービス料金が必要になります。
\ 選んで安心、ずっと使えるインターネットプロバイダ /
IP(インターネットプロトコル)とは
まずは、「IP」というものの説明を簡単にしましょう。
IPとはInternet Protocol(インターネットプロトコル)の略で、インターネットを使うための通信の規格みたいなものです。
例えば、Aさんは日本人でBさんは中国人だったとします。
- Aさんは日本語を話す
- Bさんは中国語を話す
これでは会話が成立しません。
ここで、AさんとBさんが英語で話せば、会話は成立しますよね。
IPはこの日本語や中国語、英語のような言語に似ています。
インターネットでもこのように共通の言語のようなもので通信しないといけないわけです。
どんなふうに情報をとどけるのか?
この決まり事を決めていないと通信ができませんからね。
なのでIPは「インターネットで通信を行うための決まり事」といってもいいかもしれませんね。
IPv4とIPv6の違いって何?
IP(インターネットプロトコル)にはバージョンがあります。
第四世代として登場したのがIPv4です。IPのversion4ということですね。
そして第六世代として登場したのがIPv6です。これも同様にversion6ということです。
ではなぜ新しい通信規格を作ったのか?
この理由は、インターネットを利用する人の数に耐え切れなくなったからです。
IPv6はIPアドレスの枯渇が原因で誕生
IPv4とIPv6どちらもIPアドレスと呼ばれるものが存在します。
これはインターネット上の住所などと言われます。
例えば、誰かと手紙を交換したいと思ったら、その人の家の住所を書けば手紙は届けることができます。
それと同じで、誰かと通信したいというときは、その人のインターネット上の住所を指定することになります。
これがIPアドレスです。このIPアドレスの例を挙げると、
- IPv4 : 192.0.2.0(10進数表記)
- IPv6 : 2001:0db8:1234:5678:90ab:cdef:0000:0000(16進数表記)
このような表記になっています。
見る感じIPv6のほうが長くて強そうなイメージがしますよね?
そうなんです。
難しい話になりますが、IPv4だとIPアドレス総数は2の32乗個、つまり約43億個までが限界になります。
世界人口は70億人以上いますから、「仮に」全員がインターネットを使おうと思ったら、割り当てれるIPアドレスが足りなくなってしまうんです。
「IPアドレスの枯渇」
これがIPv6という第六世代のインターネットプロトコルの登場のきっかけです。
IPv6だと表現できるIPアドレスの総数は、なんと、
340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456
約340澗(かん)個です。
「こんな数字いつ聞くんだ?」っていうレベルの話で、IPv6では実質IPアドレスの枯渇はないと考えられます。
これらの理由でIPv6が誕生したのです。
IPv6ではIPoE方式という通信ができる
IPv4とIPv6のもう一つの大きな違いが、IPv6ではIPoE方式の通信ができるということです。
このIPoE方式は次に解説します。
PPPoEとIPoEとは?違いは何か?
従来のPPPoE方式に代わって、IPv6アドレスに対応した新しい接続方式として生まれたのがIPoE方式の通信です。
IPoEはネイティブ方式、PPPoEはトンネル方式などとも呼ばれます。
この二つの方式はメリットデメリットがあります。
まずはそれぞれがどんな方式の通信なのかを簡単に説明します。
IPoEとは?
IPoEとはIP over Ethernetの略称です。
従来のPPPoE接続に代わり、これからの基本となる通信です。
PPPoEとの大きな違いは、プロパイダを介さず接続事業者というものを介してインターネットに接続します。
つまり、IPoEとPPPoEでは接続ルートが全く異なるということです。
PPPoEとは?
PPPoEとはPPP over Ethernetの略称です。
PPPとはPoint to Point Protocolというプロトコルです。
PPPは電話回線をもとに作られたもので、それをイーサネットという回線に適用したようなインターネット接続方法です。
現在多く使われているのがこのPPPoE接続です。
今後はIPoE接続が基本となることが予想されます。
IPoE方式のメリット・デメリット
メリット.回線速度の規格が優れている
IPoE方式のメリットは何といっても回線速度でしょう。
IPoEは最大100Gbps出るように作られています。※規格上の最大値
通信速度は、PPPoE方式が最大200Mbpsまでであるのに対し、IPoE方式では最大100Gbpsと超高速な通信速度に対応しています。
実際は1Gbpsぐらいですが、PPPoEが最大200Mbpsと言われているので違いは歴然です。
なぜ速いかは難しい話になるので、イメージだけを言えば、道路の車線が多いというイメージです。
- 片側1車線の道路(PPPoE)
- 片側5車線の道路(IPoE)
この二つだったら、どっちのほうが交通量が多くなりますか?
明らかに片側5車線ですよね。単純計算で交通量は5倍です。
こんなようにIPoEはPPPoEに比べて道路の幅が広いというようなイメージです。
だから通信速度が速いんですね。
メリット.IPoEはPPPoEネットワークの混雑を避けられる
現在、いろいろなところで、
「夜間のインターネット接続が遅い。」
という意見をみつけます。
この原因は簡単に言えば、夜間のアクセスが集中するからです。
PPPoE接続はアクセスが集中している場所、例えばネットワーク終端装置(NTE)などを通過する必要があります。
イメージでいえば、道路で3車線が1車線になる合流場所みたいなところです。
この装置は、プロバイダーごとに用意されていますが、一度のアクセスできる人の数みたいなものが決まっています。
なので夜間のアクセスが増えると、それだけ渋滞が発生しつながりにくくなる≒回線速度が落ちるというわけです。
これが、PPPoE接続で通信速度が低下するひとつの理由です。
IPoEとPPPoEでは接続ルートが全く異なると書きましたが、IPoEはこの混雑を回避することができます。
なので、安定したネットワーク環境を得られるという点が優れています。
デメリット.IPoE方式はIPv6にしか対応していない
一方、デメリットも存在します。
それは、IPoE方式はIPv6でしか機能しないという点にあります。
なので、IPv4のみにしか対応していないサイトにはアクセスできないのです。
ごちゃごちゃしてきましたので表にまとめます。
IPv4(PPPoE) | IPv4アドレスに対応した通信方式 |
---|---|
IPv6(PPPoE) | IPv6アドレスに対応した通信方式 |
IPv6(IPoE) | IPv6アドレスに対応したとても速い通信方式 |
このように、IPv6にはIPoE方式の通信を使えるというメリットもあります。
しかし、それを逆に言えば、IPoE方式はIPv6でしか使えない。こう言い換えることもできます。
PPPoE | IPv4/IPv6に対応 |
---|---|
IPoE | IPv6に対応(※v6プラスを除く) |
今あるほとんどWebサイトはIPv4には対応していますが、IPv6(新世代)の通信に対応できていません。
対応しているところは、
- Google(検索エンジン)
- Youtube(動画サイト)
- Netflix(動画サイト)
- Facebook(SNS)
- Wikipedia
こんなところが挙げられるぐらいです。
有名なサイトでもこのぐらいしか挙げられないということになります。
今後対応が進むと思いますが、今はIPv6(IPoE)通信だけではのぞけないサイトのほうが多いです。
「ではどうするか?」
このデメリットを解消する技術が「IPv4 over IPv6」という機能です。
IPv4でもIPv6(IPoE)の速度を出しながらかつIPv4にしか対応していないサイトも閲覧することができるというものです。
詳しく言うと、IPv4アドレスを偽装し、IPv6の接続ルートを通れるようにして通信を行う機能です。
「IPv6 IPoE」通信のデメリットをカバーするように「IPv4 over IPv6」という機能を付け加えたのが、「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」です。
JPNEが提供するサービス「v6プラス」もこの技術を使っています。
今回のv6Neoやv6Directはこのサービスを取り入れています。
\ オープンサーキットでv6Neo・v6Directを使おう! /
PPPoEのメリット・デメリット
PPPoEのメリットを挙げるとすると、対応したサイトが多いことでしょう。
先ほど説明した通り、IPoEの使えるIPv6通信は対応していないサイトが多い状況です。
なので、間接的にIPv4のPPPoEが多く普及しているということになります。
デメリットはお分かりの通り、通信速度が遅いということです。
PPPoEの方が最大200Mbpsしか出ません。
IPoEは規格上の最大値が100Gbpsということからも遅いということがわかりますね。
プロパイダって何?
プロパイダとは、インターネット接続で通信を行うための架け橋となってくれるものです。
「So-net」「OCN」「BIGLOBE」「オープンサーキット」などがプロパイダに当たります。
基本的に、インターネットを利用するには「回線」と「プロパイダ」が必要です。
まず、回線がなくては信号を送ることができませんから、物理的にないといけませんね。
そして、プロパイダと契約していないとインターネットに接続することができません。
\選んで安心、ずっと使えるインターネットプロバイダ/