AWSとは何か?できることや需要・将来性について簡単に解説!
こんにちは!
今井(@ima_maru)です。
今回は、Amazonが展開するクラウドコンピューティングサービス「AWS」についてです。
AWSは、クラウドインフラをはじめとし、「IoT」「AI」「ブロックチェーン」などの最新技術にも対応したサービスとなっています。
大手企業のシステムにも多く組み込まれるなど、現在のIT分野で非常に注目のサービスです。
そんなAWSについて詳しく見ていきましょう。
AWS(Amazon Web Service)とは?
Amazonが運営するクラウドコンピューティングサービスの総称
AWS(Amazon Web Service)とは、Amazonが運営する「クラウドコンピューティング」サービスの総称です。
そもそも「クラウドコンピューティングって何者?」という方に向けて説明した記事があるので、クラウドがわからない方は参考にしてみてください。
簡単に説明すると、クラウドコンピューティングとは、「サーバー」「ストレージ」といったインフラや「ソフトウェア」「開発ツール」といったサービスをクラウド経由で利用する技術のことです。
特に、AWSは「クラウドインフラ」のイメージが強く、クラウド経由でインフラ環境を構築、利用できるという面で注目されています。
インターネット経由で借りれるサーバーをはじめとして、様々なサービスがそろっているのがAWSです。
大手企業にも採用されるクラウドインフラ
クラウドコンピューティング、特にクラウドインフラサービスにおいて、有名なサービスはいくつかあります。
- Amazon Web Service(AWS)
- Google Cloud Platform(GCP)
- Microsoft Azure
- Heroku
その中でもAWSの知名度は非常に高く、大手企業のサービスに多く採用されています。
日本国内の導入事例は以下の記事で紹介されています。
その人気さゆえに、AWSに障害が発生すると、多くのサービスに影響が出たり、ツイッターのトレンドに「AWS 障害」というワードが上がったりします。
AWSの有名なサービス一覧
AWS EC2
AWSのサービスの中でもとくに有名なのが「AWS EC2」です。
AWS EC2は仮想サーバーを作成、利用できるサービスで、必要に応じて性能をカスタマイズすることができます。
サーバーの作成は数分で行うことができ、ネットワーク環境なども簡単に設定することができます。
簡単に言えば、クラウド経由でサーバーを借りれるサービスです。
Amazon S3
Amazon S3は、信頼性の高いクラウド上のストレージです。
特徴として、保存できる容量やファイル数に制限がないことや、99.999999999%(イレブン・ナイン)という非常に高い耐久性を持つことなどがあげられます。
簡単に言えば、クラウド上のデータ保存場所です。
Amazon RDS
Amazon RDSは、MySQLやPostgreSQL、Oracleといった主要なデータベースを画面上の簡単な操作で簡単に作成できるサービスです。
Amazon Lambda
Amazon Lambdaは、サーバーレスコンピューティングサービスです。
この「サーバーレス」というのは、サーバーを使わないということではなく、開発者がサーバーを意識する必要がないことを意味しています。
少し難しいので、解説は割愛します。
AWSを使うと何ができるの?
Webアプリ開発
AWSを利用すれば、Webアプリ開発ができます。
特に、以下のような点で利用されます。
- アプリを動かすためのサーバーを借りる
- ネットワーク環境の構築やトラフィックの制御
- ドメイン取得
- https通信のための証明書取得
- データベースの利用
このように、Webアプリ開発に必須の機能を満遍なく提供してくれています。
私も実際にAWS EC2でサーバーを借りてWebアプリ開発をしたことがあります。個人開発などよりは大規模開発のほうが向いている印象です。
AWSに限った話ではありませんが、24時間稼働するWebアプリにはサーバーを借りることがほぼ必須となります。
マイクロサービスの構築
AWSを利用して、マイクロサービス開発が行われています。
マイクロサービス開発とは、複数のサービスを組み合わせて大きなサービスを作る開発のことを指しますが、その実現にAWSのインフラ基盤が利用できます。
例えば、スマホ決済サービス「PayPay」のインフラ基盤としてAWSが採用されています。
このように、非常に利用者の多いサービスのインフラ基盤としてもAWSは選ばれるだけの性能を持っています。
データのバックアップ
AWSを利用すれば、データのバックアップを取ることができます。
例えば、AWS S3などがこのような機能に当たります。
容量の関係やデータ転送の速さ、高い耐久性など、データのバックアップに適した特徴を兼ね備えています。
最先端技術の利用
AWSは様々なサービスの集まりなわけですが、中には「IoT」「AI」「ビックデータ分析」「ブロックチェーン」などの最先端技術を利用できるサービスもあります。
実際のAWS導入事例として、ソニー株式会社の「aibo」があります。
このように、IoTの分野でも活用されています。
ほかにウシオ電機株式会社におけるデータ分析やIoT開発にも利用されています。
ここで挙げた活用事例はほんの一部だけであり、実際はもっと多くの企業が最先端分野での開発でAWSを利用をしています。
AWSエンジニアの需要
そもそもAWSエンジニアとは?
AWSエンジニアとは、その名の通り、AWSを専門に扱うエンジニアのことです。
これまでは、インフラエンジニアがAWS周りを扱うことも多かったのですが、AWSが浸透してきていることもあり、AWSを専門的に扱うAWSエンジニアが増えつつあります。
明確な定義があるわけではありませんが、主に、AWS上での環境構築・運用、既存のオンプレミスのシステムからAWSへの移行を行うことが多いようです。
求められるスキルとしては、インフラまわりやクラウドの知識に加え、AWSに関する幅広い知識・技術・経験などがあります。
AWSエンジニアの年収
ここで、AWSエンジニアの年収を見てみましょう。
- 正社員の平均年収:580万円
- フリーランスの平均月単価:81万円
この数字を見れば「高い」と言えます。
平成29年度の全体の平均年収が454.5万円、SEの年収が550.8万円なので、これらと比較してもAWSエンジニアの年収が高いことがわかります。
AWSエンジニアの需要と将来性
AWSの需要は今後も増加していくことが予想されます。
その理由として、多くの企業がシステムをクラウド化させていることが挙げられます。
これまで自社サーバーでシステムを稼働させていた多くの企業が、クラウドサーバーでの稼働に移行しているという事実があります。
そのなかでAWSを活用する事例は多く、その移行や運用にAWSエンジニアは一役買っています。
この流れは今後も続くことが予想されるので、AWSエンジニアの需要や将来性は高いといってもよいでしょう。
また、ビックデータ解析の需要の高まりも注目すべき点です。
AWSはビックデータ解析にも長けているため、そのような場面において活用されることも少なくありません。
このように、今後AWSを活用する場面が増えてくることが予想されるため、AWSを専門に扱うAWSエンジニアの将来性は高い言えるでしょう。
AWSエンジニアを学べるスクール「RaiseTech」
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以上「AWSとは何か?できることや需要・将来性について簡単に解説!」でした!
最後までご覧いただきありがとうございます。