ブロックチェーンとP2Pの違いを解説!
今回は、P2Pとブロックチェーンが混合されがちだなと感じたので、それらの関係、違いについて簡単に解説していこうと思います。
ブロックチェーンとP2Pの違いとは?
ブロックチェーンとP2Pは、特徴が似ていて混合されがちですが、これら二つの技術には明確な違いがあります。
見ていきましょう。
ブロックチェーンにP2Pが使われているという関係
まず、P2Pというのは、「通信方式」の一種です。
一方、ブロックチェーン(技術)とは、P2Pをはじめとして、さまざまな技術を組み合わせてできている「データ管理の技術」です。
ここで、以下のようなイメージを持ってみるとよいでしょう。
つまり、ブロックチェーンにP2Pが使われているという関係になります。
なので、「ブロックチェーンとP2Pの違い」というよりは、「ブロックチェーンとP2Pの関係」といったほうがいいですね。
P2Pとは通信方式の一種
P2Pとは、「誰が誰とでも直接的に接続できる」という通信方式の一つです。
P2P型ネットワーク
この通信方式を使った例として、「Skype」といった通話アプリや、「μTorrent」といったデータ共有アプリなどが挙げられます。
また、よくP2Pと対比される通信方式として、「クライアントサーバ型」という通信方式もあります。
クライアントサーバ型ネットワーク
これら二つの違いは明確で、
- P2P:誰が誰とでも直接通信できる
- クライアントサーバ型:クライアントとサーバの通信が基本。
という違いがあります。
P2Pについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ブロックチェーンとはP2P通信方式を使った技術
ブロックチェーン技術は、P2Pの技術をはじめとして、さまざまな技術を組み合わせてできている「データ管理の技術」です。
ブロックチェーンの技術にP2Pが使われているのは、P2Pの特徴である「非中央集権型」というのが大きいです。
これは、「サーバ」といったような、ある特定のコンピュータだけでシステムを管理していないということです。
これにより、ブロックチェーンのシステムはダウンしにくいという特徴を持ちます。
クライアントサーバ型の場合
P2Pの場合
また、みんなで分散してデータを共有しているので、改ざんに強いという特徴を持ちます。
ブロックチェーン技術の中でも、P2Pは大きな役割を担っています。
ブロックチェーンについては、以下の記事で詳しく解説しています。
以上「ブロックチェーンとP2Pの違いを解説!」でした!